下肢静脈瘤、レーザー治療についてこれまでに寄せられた質問をまとめてみました。
当クリニックの治療方針によって、回答しています。治療を受けられる病院によって状況は異なります。
必ず治療を受けられる医師にご相談ください。
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血液サラサラの薬を飲んでいますが、下肢静脈瘤のレーザー治療前に止める必要がありますか?
下肢静脈瘤の検査にはどんな検査が必要ですか?
下肢静脈瘤の検査には、超音波検査、ドップラー検査、静脈造影、CT、MRI、空気容積脈波(APG:airplethsmagraphy), 反射式光電容量脈波法(PPG:photoplethysmagraphy)、
この中で現在最も重要な検査は超音波検査です。静脈造影やCTは超音波検査で深部静脈の異常が疑われるときなどに行われます。APGやPPGは静脈瘤かどうかわからないときや、治療前後の評価に用いられてますが、治療を行う上では必ずし必要ではありません。
Dダイマーが高いといわれましたが、どんな状態でしょうか?
Dダイマーというのは、血栓症を調べるときに行う採血検査です。血栓症が体のどこかにあると、上がってきます。1.0μg/ml以下が正常です(検査機関により異なる可能性があります。)
特に深部静脈血栓症や肺塞栓症を疑うときには必須の検査ですが、これ以外の血栓症でも上昇するので、上昇しているときには色々な血栓症の可能性を考えないといけません。
下肢静脈瘤の治療には市販の弾性ストッキングでも、効果はありますか?
下肢静脈瘤の治療に使用する弾性ストッキングは、圧が足首が最も高く、太ももに向かって圧が少しづつ下がるようになっています。
もしこの圧勾配が適切でない場合、静脈瘤の症状が悪化する場合もあります。市販のものには様々のものがあるので、必ずしも個々の足にあっていないものがあったりします。
着用にあたっては、一度静脈瘤専門の医師に相談されることをお勧めします。
明け方にふくらはぎがつる(こむら返り)が良く起こりますが、静脈瘤のせいでしょうか?
下肢静脈瘤があると足がつりやすくなります。特に明け方にこむら返りが起こりやすいことも特徴です。こむら返りは電解質異常(低カリウム、低マグネシウム)、脱水、脊椎間狭窄症などの病気でも起こります。
静脈瘤が原因のこむら返りは静脈瘤の治療を行うとよくなることが多いのも特徴的です。
弾性ストッキングがきつくてうまく履けません。いい方法はありませんか?
弾性ストッキングは圧が高いので、手の力がない方などでは着用が困難な場合があります。
いろいろな補助器具がでていますが、ダッフンダナーという器具は簡単に着用できます。
詳しくはレーザー治療の弾性ストッキングを簡単に着用する方法を参考にしてください。
下肢静脈瘤を治す薬はありますか?
現時点では、下肢静脈瘤を治す薬はありません。
漢方薬の桂枝茯苓丸という薬は、足のむくみや、だるさ、痛みなどに効果があります。
また、お薬ではありませんが、弾性ストッキングによる圧迫は症状軽減に効果があります。
表面の静脈瘤をすべて閉鎖してもいいですか?
静脈瘤を治療する際に、時々受ける質問ですが、静脈瘤になっている血管は、表在静脈の一部の枝です。これ以外にも、多数の静脈はありますので、問題はないと思われます。実際にすべての静脈を閉じることは不可能で、これが静脈瘤が再発する理由の一つのもなっています。
血小板の数が多いと言われましたが、どんな問題がありますか?
血小板は、血液の成分の一種で、出血を止める働きがあります。
数が多いと血栓ができやすくなり、少ないと血が止まりにくくなります。血栓性静脈炎を繰り返している方などでは、血小板の増加がみられます。
1万以下になると、出血傾向が特に強くなるので、レーザー治療の際に問題となります。
レーザー治療後は痛みが強くないですか?
レーザー治療後の痛みは980nmレーザーでは強く出ることがあります。
最新の1470nmレーザー治療では、治療後の痛みはほとんどありません。半数以上の方がレーザー治療後痛み止めを一回も内服していません。
さらに残りの半分以上の方が痛み止めを1回だけ内服しています。
最新の機種を使うところで治療を受ければ痛みは心配することはありません。

