下肢静脈瘤、レーザー治療についてこれまでに寄せられた質問をまとめてみました。
当クリニックの治療方針によって、回答しています。治療を受けられる病院によって状況は異なります。
必ず治療を受けられる医師にご相談ください。
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下肢静脈瘤のレーザー治療を受けた後、重いものを持つ仕事をしてもいいでしょうか?
1470nmレーザーを用いたレーザー治療は、これまでのものに比べて治りが速いのでお仕事を休むことはほとんどありません。ただ非常に重いものをもつことは1週間程度はしないほうが安全です。治療後に血栓がないことや閉塞の具合によってどれくらいの期間できないかは決まりますので、治療を受けられる時によく確認してください。
なぜ横になると静脈瘤が小さくなるのですか?
静脈瘤は足の静脈がふくらんだところに血液がたまっています。静脈の圧は心臓を0として考えると心臓から下がるほど高くなります。立っていると最も足の静脈圧が高く、横になると静脈圧は低くなります。足を挙上するとより低くなります。静脈瘤の方が足を上げると症状がよくなるのは静脈の圧が下がるためです。
下肢静脈瘤の検査でVFIとは何ですか?
下肢静脈瘤の無侵襲検査の一つに空気容積脈波(APG)という検査があります。この検査の中にVFIという指標があります。VFIはどれくらい静脈逆流があるかという数字です。2以下が正常値です。数字が大きいほどVFIは大きくなります。気を付けなくてはいけないのは、膝の下に逆流がある場合です。この場合はVFIは正しく計測できません。また日本人では低値に出ることが多くみられます。静脈瘤の症状とはあまり関係がありませんが、治療を行ったあとに測定し治療の評価することなどに有用です。
足の静脈は浮いていませんが、静脈瘤という病気の可能性はありますか?
下肢静脈瘤で浮いて見えるのは、静脈の表面に近い枝が拡張してみえるものです。表面に近いところに枝がない場合や比較的初期の場合などに静脈瘤の症状を起こす逆流があっても静脈瘤が表面に見えないことがあります。いわゆる隠れ静脈瘤といわれるものです。症状としては、静脈瘤が大きい方と同じように足がむくむ、だるい、痛い、かゆいなどの症状があります。このような場合は外見からは静脈瘤がどうかわかりませんので、下肢エコ―検査によって逆流があるかどうかを詳しくみる必要があります。
弾性ストッキングは市販のものでの大丈夫でしょうか?
最近はたくさん市販のストッキングが販売されていますが、市販のものサイズや圧は様々ですので病状に応じたものを着用することが大切です。もし着用して症状改善が得られない、あるいは調子が悪くなったりするようでしたら、専門医に相談して医療用のものを着用したほうがいいでしょう。
クモの巣状静脈瘤がたくさんありますが、放っておくとボコボコになりますか?
クモの巣状静脈瘤は皮下にある細い静脈の拡張で、たくさんできることがありますが、一般的には大きなコブにはなりません。ただし、その奥にある表在静脈や深部静脈の逆流がある場合もありますので、気になる場合はエコー検査を受けて逆流の有無を見ておいたほうがいいでしょう。治療は硬化療法などが行われます。
下肢超音波検査(エコー)を受けたのですが、静脈瘤ではないといわれました。足の色が変わって痛いのでもう一度詳しくみてもらいたいのですが。
下肢静脈瘤の検査で最も大切な検査は超音波(エコー)検査です。超音波検査の問題点として、検査を行う医師(技師)により検査結果が大きく変わる可能性がある点です。これは、静脈瘤の逆流をみるためには、ミルキングといって足を強く押して逆流を誘発する必要があります。
その押し方の強さや場所によって、逆流が出たり、出なかったりすることがあるためです。 他院で超音波検査を受けた方が紹介されてくることもありますが、残念ながら多くの場合、診断が不正確です。また季節や時間帯によっても逆流量は変化するため、一度の検査でなく何度か受けたほうがいい場合もあります。
下肢静脈瘤のエコー検査の際、両方が悪いので検査してほしいといったところ、保険では片足づつしかできないといわれましたが、本当ですか?
下肢静脈瘤は両足が悪くなっていることが多いので、両足同時に検査をするべきです。そうすることで患者様の状態がより正確に把握できます。保険診療では片足づつしなければならないという決まりはなく、通常は両足同時に検査することが多く、費用も片足の場合と変わりません。
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