下肢静脈瘤について
表面の静脈瘤をすべて閉鎖してもいいですか?
静脈瘤を治療する際に、時々受ける質問ですが、静脈瘤になっている血管は、表在静脈の一部の枝です。これ以外にも、多数の静脈はありますので、問題はないと思われます。実際にすべての静脈を閉じることは不可能で、これが静脈瘤が再発す […]
明け方にふくらはぎがつる(こむら返り)が良く起こりますが、静脈瘤のせいでしょうか?
下肢静脈瘤があると足がつりやすくなります。特に明け方にこむら返りが起こりやすいことも特徴です。こむら返りは電解質異常(低カリウム、低マグネシウム)、脱水、脊椎間狭窄症などの病気でも起こります。 静脈瘤が原因のこむら返りは […]
下肢静脈瘤の治療には市販の弾性ストッキングでも、効果はありますか?
下肢静脈瘤の治療に使用する弾性ストッキングは、圧が足首が最も高く、太ももに向かって圧が少しづつ下がるようになっています。 もしこの圧勾配が適切でない場合、静脈瘤の症状が悪化する場合もあります。市販のものには様々のものがあ […]
Dダイマーが高いといわれましたが、どんな状態でしょうか?
Dダイマーというのは、血栓症を調べるときに行う採血検査です。血栓症が体のどこかにあると、上がってきます。1.0μg/ml以下が正常です(検査機関により異なる可能性があります。) 特に深部静脈血栓症や肺塞栓症を疑うときには […]
下肢静脈瘤の検査にはどんな検査が必要ですか?
下肢静脈瘤の検査には、超音波検査、ドップラー検査、静脈造影、CT、MRI、空気容積脈波(APG:airplethsmagraphy), 反射式光電容量脈波法(PPG:photoplethysmagraphy)、ストレイン […]
静脈瘤があって、足がだるくなります。テレビで圧迫ストッキングが効果的といっていたので、ストッキングで様子をみたいのですが、大丈夫でしょうか?
弾性(圧迫)ストッキングは、静脈瘤の逆流を減らして静脈瘤の症状を緩和します。 静脈瘤があまり重症でなければ、ストッキングで経過を見ることは可能です。 市販のものもありますが、ご自分の足に合ったストッキングを着用することが […]
夕方になると足がパンパンになります。どうしてでしょうか?
立っている時間が長いと夕方になると足が張ってきますが、静脈瘤があると余計に強くなります。 また足が腫れる原因としては、心臓、腎臓、肝臓や甲状腺など様々な病気がありますので、静脈瘤だけでなく総合的な検査が必要です。
足首から膝にかけて薄茶色の斑点がたくさん出てきました。日焼けのせいでしょうか?
静脈瘤ではうっ滞性皮膚炎になると足首周辺から膝のほうに向かって色素沈着がおきます。一見日焼けに見えるような時もあります。 下肢エコーにて静脈逆流を検査すると静脈瘤によるものかどうかわかります。専門の医師にご相談ください。
下肢静脈瘤の初期症状はどんな症状ですか?
下肢静脈瘤の症状は、静脈瘤が表面に出ていない時期から出現する場合があります。静脈瘤の症状は、静脈の逆流によるうっ血症状ですので、コブの大きさと症状は基本的に関係ありません。また患者様によっては初期から長時間立ったり座った […]
下肢静脈瘤は何科を受診すればいいでしょうか?
下肢静脈瘤は、血管外科を標榜している病院、クリニックで診察、治療が主に行われています。また一般外科の中で行われている場合もあります。また大きな病院では心臓血管外科の中で行われていることがあります。 一般的な傾向として、外 […]