84歳の男性の方についての質問です。3〜4年前に両足の血管が浮き出て、静脈瘤と言われたそうです。その後、サポートタイプの靴下を履いたり、寝る時は足を高くしたり、毎日下から上方向へ押し上げるようにマッサージしたり・・・と、いろいろ努力されたようです。 その甲斐あってか現在は血管も浮き出ておらず、素人目には特に問題ないように見えます。もう、そのような状態が1年以上経過したようです。 本人は静脈瘤が治ったつもりで、足の挙上やストッキングをやめたいようです。このまま特に治療を受けずにいても大丈夫でしょうか?
静脈瘤の患者様の介護についてのご質問ですが、84歳とご高齢ですので、ある程度静脈瘤が足に出ているかたは多くいらっしゃいます。
静脈瘤の治療(下肢の挙上なども含めて)が必要な場合というのは、静脈瘤による症状(足が重い、だるい、痛い、つりやすい、皮膚の色が変わってきている、潰瘍がある、かゆいなど)がある場合です。それ以外で、静脈瘤があっても症状がない場合は特に弾性ストッキングなどの治療は必要ありません(特に高齢の方の場合は動脈硬化が強い可能性があるため弾性ストッキングを着用することが危険なことがあります。)
現在静脈瘤が全く見えなくて、皮膚の状態に問題ないようでしたら(色が黒くなっていない、むくみなどがないなど)特に足を挙げて休まなくてはいけないことはありません。