抗がん剤治療には血管に対して強い副作用があるものがあります。
抗がん剤の治療が静脈瘤の症状を悪化させるため、抗がん剤治療を続けることができないかたの治療の相談を受けました。
レーザー治療は一般的に抗がん剤治療を受けている方には禁忌だとされていますが、静脈炎がひどくなり抗がん剤治療が受けられないため、血栓症のリスクを十分に説明してレーザー治療を受けていただくことになりました。以前よりワーファリンという抗凝固療法を行っていたため、ワーファリンを内服したまま治療を行いました。
治療はできる限り静脈を閉塞するため十分に注意してレーザー照射を行いました。
治療後には皮下出血もなく痛みにもほとんどなく経過しました。静脈エコーではレーザー照射した血管は閉塞しており深部静脈血栓も認めませんでした。
レーザー治療後には静脈炎も消失し、抗がん剤治療を再度始められています。
下肢静脈瘤日帰りレーザー治療専門
ベノネット血管クリニック http://www.venonet.jp