奈良であった脈管学会で、レーザー治療に最適な麻酔法とはという講演がありました。
麻酔科の専門医による講演でしたが、麻酔科の立場から、実際の現場で行われている非麻酔科医による麻酔法の問題点を提起していました。
これまであまり注意を払うことなく、行われている静脈麻酔(眠ったままできる)方法が実は一番トラブルが多いことを指摘していました。
海外では安全性を考慮して多くの場合、局所麻酔で行われています。
特に麻酔科医のいないクリニックで、このような静脈麻酔(全身麻酔に近い)方法を行うことはまずないと思われます。
レーザー治療の危険性の多くは麻酔によるものですので、身体に最も負担の少ない局舎麻酔法が現時点では最も安全性の高い方法です。
治療を受ける際には、麻酔のこともよく聞いた方がいいと思います。