静脈瘤のレーザー治療の麻酔については、現在ではTLAといった特殊な局所麻酔だけで治療が可能です。
レーザー治療は特に切るところもなく、血管を取ったりすることもありませんので、全身麻酔や下半身麻酔といった大掛かりな麻酔は全く必要ありません。
静脈麻酔といって眠る麻酔は使用しているところがあると思いますが、これも本来は必要なく循環動態や呼吸状態の悪化を招いて治療の際に危険性を増すだけだと思います。
全身麻酔や静脈麻酔を使わないメリットとしては、レーザー治療の危険性ができるだけ下げることができる(多くの場合、レーザー治療の危険性を全身麻酔の危険性が上回ってしまいます。危険性が増えるばかりでなく全身麻酔による費用の負担も格段に多くなってしまいます。)
特に両足の治療においては、TLA以外の麻酔を併用してしまうと治療時間が長くなるため血栓症の頻度が高くなってしまうのではないかと危惧しています。
できるだけ安全性を追求することを考えて私は6年前よりTLAのみでレーザー治療を1000例以上行ってきました。
今では治療中、ほとんどの方が痛みを感じることなく治療を終了しています。
治療中や治療後の安全性についてより取組を強化したいと考えています。
ご質問はお気軽にどうぞ。
下肢静脈瘤日帰りレーザー治療専門
ベノネット血管クリニック http://www.venonet.jp