高知市高須にある最新1470nmレーザーによる下肢静脈瘤日帰り治療専門クリニックです。4000例以上の治療経験。日本で初めてレーザー治療を行った医師が治療を行っています。

レーザー治療

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下肢静脈瘤のレーザー治療とはどんな治療法?

レーザー治療は、これまでの静脈瘤の主な治療法であるストリッピング手術(ストリッピングとは抜き取るという意味です。)という手術とは全く異なった種類の治療法です。

下肢静脈瘤レーザー治療模式図

①②静脈瘤の原因となっている逆流のある静脈の中へ大きさが1mmにも満たない光ファイバーを入れて
③④先端からでるレーザー光によって逆流のある静脈を閉塞する方法です。

この図からも分かるように、切開することもなく、静脈を摘出する必要がない治療法です。

下肢静脈瘤のレーザー治療風景

手術というより、カテーテル治療という内科的な方法です。治療自体は20-30分もあれば終了します。

全身麻酔のいらないレーザー治療

通常のストリッピング手術では、全身麻酔や腰椎麻酔などの麻酔が必要ですが、レーザー治療は局所麻酔のみで治療可能で、治療中にもほとんど痛みを感じることはありません。

従来の手術方法に比べて安全性、快適性が格段に向上した最新の治療法です.

レーザー治療のメリットとして

  • 全身麻酔をしないので手術に比べ体への負担が少ない
  • 治療の危険性が低い
  • 治療に対する恐怖感が少ない
  • 治療中や治療後の痛みが手術に比べて圧倒的に少ない
  • 日常生活への復帰が早い
  • 傷がないので美容的効果が高い
  • 入浴などの制限がない など

多くの利点が挙げられます。

レーザー治療は治療直後から痛みもなくどんどん歩けますので、お仕事や日常生活にすぐに戻れることが、従来の手術とは全く異なっています

一方、起こりうる問題点としては

  • 術後の痛み、ツッパリ感
  • 皮下出血
  • 血栓性静脈炎
  • 深部静脈血栓症
  • 肺塞栓症
  • 血管の再疎通

などが挙げられます。以前は術後の痛み、ツッパリ感 皮下出血という合併症がよく見られましたが、現在の1470nmレーザー治療ではほとんど見られなくなり、より快適な治療となっています。
またレーザー治療後の静脈の再疎通率も1%以下と低くなっています。

治療に習熟した施設では、重篤な合併症の発生頻度は極めて低く、従来の手術に比べて安全性が高いものといえます。

レーザー治療の原理

レーザーを血管壁に照射すると、熱エネルギーにより血管壁の収縮が起こり、静脈内腔が狭くなったところへさらに二次的な血栓が付着して閉塞するものと考えられます。

レーザー治療の成績をよくするために重要な点は、血管壁全周の熱変性をいかに効率よくおこすかということになります。

血管の内膜障害は硬化療法という注射の治療でもおこりますが、レーザー治療は血管壁の熱変性がより早く強くおきることがその特徴といえます。
波長によりレーザーが吸収される対象物質が異なり、1470nmの波長では、血液には吸収されにくく、水に対する吸収率が高くなります。

その結果静脈の壁内の水分に吸収され静脈壁に強い熱変性が起きます。

この1470nmの波長が最も効果的に静脈閉塞を起こすことができる波長であり、これ以上でもこれ以下でも合併症の割合が増えてきます。

レーザー治療のアニメーションビデオ

ELVeSレーザーによる下肢静脈瘤治療をわかりやすく説明したビデオです。

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平成26年度よりELVeS1470nmによる最新レーザー治療 が保険適応となりました。

下肢静脈瘤ELVeS1470nmレーザー治療装置

レーザーの種類としては、これまで保険診療では980nmの波長のみ使用可能でしたが、平成26年度より新たに1470 nmの波長のレーザーが使用可能となりました。
これはアメリカでも平成26年1月にFDAで認可を受けたばかりの最新の機種です。

 

 

 

レーザー波長と吸収率

上のグラフは水(青色)およびヘモグロビン(赤色)の吸収曲線を示しています。グラフからは1470nmでは980nmに比べて水に対する吸収が数十倍強いことがわかります。血管壁には水分が多く含まれているため1470nmでは血管壁の収縮がより強く行われます。

下肢静脈瘤レーザー治療後のエコー像

レーザー治療後の静脈のエコー像です。→で示すところが、全周性に白くなって全体にレーザーが照射されたことがわかります。

ラディアル2リングファイバー

またレーザーファイバー(ラディアル2リングファイバー)は先端から2箇所リング状に出るようになっているため、血管全周にわたってレーザーを安定して照射することができるようになっています。このため血管の収縮がむらなく強く起こります。

水によく吸収する波長と効率の良いファイバーになったことから、従来の980nmに比べて血管を収縮させる力が格段に強く、術後の問題点であった皮下出血や痛みが大きく減少しています。

以前の980nmに比べてお仕事への復帰も早くなっています。お仕事がなかなか休めない忙しい方にもお勧めする方法です。

レーザー治療後の合併症

EHIT (Endovenous heat-induced Thrombosis)

レーザー治療後には、EHITと呼ばれる血栓ができることがあります。血栓の大きさによって4段階に分類されています。通常Class 1、2は経過観察です。3以上になると抗凝固療法という血栓を溶かす治療が必要になります。

レーザー治療後の合併症

レーザー治療後の合併症としてEHITがあります。

 

レーザー治療後の弾性ストッキングによる圧迫療法について

1470nmレーザーでは上記のように血管がきれいに治療できるため、治療後の弾性ストッキングによる圧迫療法の必要性も以前に比べて少なくなっています。
従来は治療後2週間ほど着用してもらっていましたが、現在では原則中止にしています。。

そのため足先に手が届かない、手の力がなくてはけない、身近に手伝ってくれる人がいない、動脈硬化性の病気を合併しているなどの理由で弾性ストッキングの着用が困難な場合でも、安心してレーザー治療を受けていただけるようになりました。

弾性ストッキングの着用をやめることにより、治療後の肌のトラブルなどが減少しており、夏の間にもより快適なレーザー治療を受けていただけるようになりました。

 

弾性ストッキングを簡単に着用する方法(ダッフンダナー)

硬化療法のあとや、深部静脈血栓、深部静脈に逆流のあるかたなどはどうしても弾性ストッキングの着用が必要です。弾性ストッキングは慣れないとはなかなか穿きにくいものです。

手の力がない高齢のかたなどでは苦労する方も多いと思います。いくつかの補助器具が発売されていますが、これまでなかなかいいものはありませんでした。
最近使用し始めた装具ですが、慣れたら本当に簡単に着用できます。お勧めできる製品だと思います。
弾性ストッキングを簡単に着用する方法
Youtubeに着用方法があります。

使用方法

https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=c8ia16kkNP4
https://www.youtube.com/watch?v=BFOwFhzx60E

今すぐお問い合わせ

088-882-5015

レーザー治療を受けることが出来る場合

伏在型という大きな静脈瘤が出来るタイプのかたは、基本的にレーザー治療を受けることができます。

現在ではラディアル2リングファイバーを用いた1470nmレーザー治療が保険適応になり、伏在型といわれる静脈瘤であれば基本的には静脈瘤の大きさや走行にかかわらず、ほぼ全ての方に治療可能となっています。

私の静脈瘤にレーザー治療が可能ですか?

というご質問を良く受けますが、簡単に言えば、高位結紮術やストリッピング手術が必要といわれた方であれば、ほぼすべてのかたでレーザー治療が可能といえます。
静脈の大きさについては現在では3㎝以下であれば、問題なくレーザー治療できます。日本人で3㎝を超える方はほとんどいませんので、伏在型であればほぼ全例でレーザー治療できます。
表面に近いところはできないといわれることがあるかもしれませんが、全く問題になくレーザー治療が可能です。
静脈の蛇行が強い症例では、レーザーファイバーが1箇所から進めることができないため、治療ができないといわれることもありますが、まっすぐな静脈を選んで数か所からファイバーを入れることにより、ほとんどすべての静脈瘤に対応可能です。

現在のところレーザー治療ができないと考えられるのは、

  • 悪性腫瘍がある
  • 血液凝固系(血が固まりやすい)に異常がある:高リン脂質抗体症候群など
  • 歩けない
  • 深部静脈血栓症
  • 肺塞栓症
  • ステロイド治療中
  • ホルモン剤使用中

など限られた場合です。こういった方は一般的にストリッピング手術も適応ではありませんので、レーザー治療とストリッピング手術の適応は現在ではほぼ同じと考えられます。

今後は抗凝固療法などの進歩により、上記のかたでもレーザー治療を受けることが可能となると思われます。

抗凝固療法を受けているかたへ

心房細動やステント治療後で、ワーファリンや新しい抗凝固剤であるNOAC(リクシアナ、イグザレルト、エリキュースなど)の抗凝固療法を受けているかたは、治療後に出血しやすくなります。

従来のストリッピング手術では、抗凝固療法を行ったままでは手術はできませんが、レーザー治療では出血の心配が少ないため抗凝固療法を継続したままで治療が受けられます。

抗凝固療法を行っている方のほうが治療後の血栓症のリスクが低く、安全な治療を受けることができます。

小切開から静脈瘤を切除する瘤切除術を行っている病院では、抗凝固療法は中止する必要があるので注意してください。

当クリニックでは、静脈瘤切除術は全く行っておりません。そのため、抗凝固療法は中止する必要がありません。

どこで治療をうけたらいいのかわからないかたへ

よく診察に来られた方から、静脈瘤をどこで見てもらえばいいのかわからない、どこで治療を受けたらいいのかわからないということをよく聞きます。
レーザー治療はまだ新しい方法ですので、治療方法に習熟している医師はまだそれほど多くはありません。
治療実績については、治療数は一つの目安になりますが、治療を行っている年数や専門分野(血管外科、心臓血管外科、外科、放射線科など)なども必ず参考にしたほうがいいと思います。

静脈瘤は全身の循環に関係しているので循環器の知識を持つ医師のほうがより正確でいい治療を行うことができる可能性が高いと思います。

またレーザー治療の際の麻酔方法も治療を受ける病院で変わりますので注意が必要です。

レーザー治療は局所麻酔だけで安全に治療ができますが、全身麻酔、静脈麻酔など他の麻酔を併用しているところも多いのが現状です。こういった麻酔法はレーザー治療の安全性を損ねる可能性があります。
海外の下肢静脈瘤専門施設では局所麻酔によるレーザー治療が一般的であり、日本においてもレーザー治療に習熟している医師は局所麻酔の治療を行っています。

 

実際の静脈瘤に対するレーザ治療例

どのような静脈瘤に対してレーザー治療が有効なのか実際の治療例について写真をもとに説明します。

症例1.大伏在静脈由来の静脈瘤に対するレーザー治療

下腿前面に大きい静脈瘤を認めています。大腿部の左大伏在静脈に逆流があり、レーザー治療を行いました。
治療後には静脈瘤がきれいに消失しています。
このタイプの静脈瘤は最もレーザー治療に適しています。治療時期としては、このぐらいの時期の方がきれいに治る可能性が高くなります。むくみもとれ、足が軽くなりました。レーザー治療で一番重要なことはまず静脈を確実に閉塞することです。
患者様個々の静脈瘤の状態に合わせて、血管の大きさや場所などにより細かな条件設定を行うことが、治療成績の向上に最も重要な点です。
静脈瘤の原因となっている静脈は一定の大きさではありません。患者様個々の血管の状態に合わせてきめ細かく条件設定を行っています。
さらに、どの血管のどの部位をレーザーにより閉塞するかということも大変重要な問題です。従来の手術方法では、神経障害など合併症が多いため、逆流を止める範囲が少なくなることがありました。
そのため十分な治療効果がでないこともあります。多くのかたは、大腿部やふくらはぎの比較的短い範囲の逆流を止めることで症状は改善されますが、逆流をすべて止めないと症状が残ったり、静脈瘤が残る場合があります。

当クリニックでは下肢全体を十分に検査することで、治療範囲を決定して治療成績の向上に努めています。

静脈瘤自体の治療方法について

きれいに治すためには、静脈瘤が大きいとレーザー治療のみでは不十分なことが多く、静脈瘤自体の治療法も重要です。
多数の小さい切開創から瘤切除を行うstab avulsionという方法もよく行われていますが、せっかくレーザー治療で切ることなく治療できても ひざ下にたくさん切開創ができると傷あとが残ったり 痛みがでたり、神経障害や出血の問題がでたりするのでレーザー治療のメリットをかなり減らしてしまいます。
当クリニックでは、まずレーザー治療にて逆流を可能な限り減らし、静脈瘤自体のレーザー治療や下腿にある不全穿通枝なども治療したうえでエコーガイド下硬化療法を行います。
この方法を行うことにより少ない侵襲で、静脈瘤をより完全に治療でき、将来的な再発も減らすことができます。

硬化療法では切開が必要ないので傷跡が残ることはありませんが、体質によっては色素沈着が残ったり、またコブが大きい場合はすぐにはコブが消えないことなどの問題もありますが、細かい血管まで治すことができるので丁寧に治療すると結果的に再発が少なくなります。

レーザー治療の技術が向上に伴い、当クリニックではレーザー治療で静脈瘤自体も治療することができるようになっています。

その結果、大きい静脈瘤については硬化療法での治療する範囲が少なくなっています。

レーザー治療の麻酔法について

レーザー治療を行う際には安全性の根幹にかかわる麻酔法の選択は極めて重要です。世界的にはTLAという局所麻酔だけで行うことが標準的な術式として認められています。

TLA(Tumescent Local Anesthesia)法

リドカインをいう局所麻酔剤を生理食塩水で希釈して使用する方法です。

当クリニックでは現在0.04%の濃度に希釈しています。

もともと脂肪吸引の麻酔法として開発された方法であり、現在では脂肪吸引のほかに下肢静脈瘤の治療の際に広く使用されています。

静脈瘤の手術には安全性が高く大変いい麻酔法です。

当クリニックでは、TLA単独使用にて過去11年間レーザー治療を行ってきましたが、全身麻酔などの追加の麻酔が必要だったかたはこれまでいません。

TLA麻酔自体は安全性が高いものですが、レーザー治療についてTLA単独では治療ができない施設も多く、その場合はプロポフォールなどの鎮静剤を併用しています。

プロポフォールなどの静脈麻酔は麻酔深度のコントロールが難しく、呼吸循環に影響が出て危険を伴うことがあります。

特に麻酔医が常勤していないクリニックでは、プロポフォールによる静脈麻酔を控えるほうが安全です。
TLA麻酔の創始者であるKlein先生もTLA麻酔は安全な麻酔だが、静脈麻酔を併用すると危険性が増すので併用しないように論文に書いています。
更に体への負担が大きい全身麻酔を使用している場合もありますが、現在のレーザー治療に全身麻酔は全く不要であり、治療の危険性を増すだけです。

安全な治療を行うためには、できるだけ安全な麻酔法が望ましいと思います。

ベノネット足の静脈瘤相談室のレーザー治療もご覧ください。

その他の保険適応のレーザー

980nmレーザー

保険適応の980nmレーザー

最初に保険適応となったレーザー980nmレーザーです。

治療後の皮下出血や痛みが強く出ることが問題点です。当クリニックでは、現在使用していません。

 

レーザー治療以外の低侵襲治療法

ラジオ波(高周波)を用いた静脈瘤治療が平成26年度より日本でも保険適応となりました。

世界的にはレーザー治療より早く登場した血管内治療法です。

ラジオ波による静脈瘤の治療成績はほぼレーザー治療に匹敵して、今後レーザー治療と同等の広がりをみせる可能性があります。

ただ、レーザー治療に比べて、曲がったところが治療が難しいなど治療部位の制限があり、応用範囲はレーザー治療に比べて低いと思われます。簡単な症例であれば、レーザー治療と同レベルの治療が可能です

エコーガイド下硬化療法

下肢静脈瘤フォーム硬化療法

ヨーロッパ、オーストラリアを中心に良好な中期成績が報告されています。

エコーでみながら静脈瘤へ硬化剤を注射をして、静脈瘤を治療する方法です。エコーガイド下で的確に注射を行う技術を必要とする方法です。保険適応内で治療でき、軽症から中程度の静脈瘤のかたに適応がある方法です。

欠点としては、治療が何度か必要なことや、再発率がレーザー治療やストリッピング手術に比べて高くなることです。当クリニックでは、エコーガイド下硬化療法を切らない静脈瘤治療の選択枝のひとつとして取り組んでいます

接着剤による静脈閉鎖療法

医療用の接着剤を使用した血管内治療も始まっています。
TLAの必要がないというメリットがあり、次世代の治療として有望視されています。北米では専門クリニックが開設されています。

お気軽にご相談、お問い合わせください TEL 088-882-5015

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