先週 名古屋での静脈学会に参加しました。静脈瘤を専門にしている先生方が集まり大変勉強になりました。
まずエンドレーザー法の現況ですが、日本ではまだ実施施設が極めて限られているのが現状だと思います。エンドレーザー治療を発表していたのは私たちを含め5施設でした。これ以外にも行っている施設はあるのでしょうが、いずれにしてもまだまだ少数です。アメリカでは近年急速に普及していて、ラジオ波というもう一つの血管内治療法を合わせると今後2年ほどで全治療の7割以上になるとも予想されています。
日本でも従来の手術は今後減ってくる可能性はかなり高いでしょう。ちょうど心臓手術でバイパス手術が減って、カテーテル治療が増えてくるような現象といえるかもしれません。ただ静脈瘤には静脈内科?というような手術をしない専門の医師は日本では少なく、多くは心臓血管外科や外科といった手術を専門にしている方が診察しているため、患者様はこういった施設を受診している場合が多いのでしょう。そうすると当然手術を勧められることが多くなります。欧米にある静脈を専門とするクリニックが日本にあれば、もうすこし状況は変化するかもしれません。

こうち静脈ケアクリニック https://www.venonet.jp

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