静脈瘤は一般的に女性に多いといわれています。男性も女性と比べて頻度は少ないかもしれませんが、静脈瘤に悩んでいるかたも多くいます。外来でみていると、傾向として女性のほうが男性に比べて症状が多彩(足が重い、だるい、疲れやすい、痛いなど)なように感じます。空気容積脈波図では、あまり強い逆流ではないにもかかわらず、強い症状をいわれます。一方男性のかたは、逆流の程度はかなり強いにもかかわらず、全く症状がない方も結構いらっしゃいます。そのためか、男性の方が病院に来られるのが、かなり進んだ状態の場合が多くなります。

手術の際に、こういった患者様の血管の周りをよくみてみると女性で症状の強い方は、血管の周りに神経がまとわりつくようになっていることがしばしばあります。この場合神経をはがそうとすると痛みを訴えるかたが多いので、こういった神経の異常が静脈瘤の症状と密接に関係しているのではないかと推察しています。
新しい観点として血管の反射機能(静脈の容量負荷に対する変化)と症状についての関係を検討しています。

こういったタイプはこれまでの検査法では治療の適応がなかなか決められないのが現状で、新しい血管の機能検査が必要なのかもしれません。
日帰りレーザー治療
こうち静脈ケアクリニック https://www.venonet.jp

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