ここでは下肢静脈瘤の治療にはどんな種類があるのかご説明しましょう。治療には保存的治療 硬化療法 手術治療があります。順を追って説明していきます。
下肢静脈瘤の保存的治療
保存的療法として最も良く行われているのは、圧迫療法といわれるものです。圧迫することで静脈逆流を抑え、むくみや重いといった症状の改善をはかります。症状はとれますが、残念ながら静脈瘤そのものを治すことはできません。あくまでも対症療法であることをご理解ください。また暑い時期には着用すると不快感が強いことや、かなり締まるために着用が困難であり、着用する際にはきちんとした着用法を指導を受けることをお勧めします。圧迫療法には弾性包帯や弾性ストッキングといった圧迫力のある医療用のストッキングが使用されます。いろいろな会社からたくさんの種類のストキングが発売されています。昨年度より手術のときの肺塞栓(深部静脈血栓症:エコノミークラス症候群といわれているものです。)予防のためのストッキングは保険適応となりましたが、静脈瘤治療用のストッキングは残念ながら保険適応にはなっていませんので自費負担となります。通信販売などでも購入できるようですが、動脈硬化のある人や心臓の悪いかたなどでは誤った使用は大変危険ですので、選ぶ際には専門の医師に相談のうえ購入されることを強くお勧めします。
ストッキングの種類
静脈瘤の場合の圧迫ストッキングはハイソックスタイプすなわち膝までのタイプで十分です。もちろん、太ももまであるタイプでも構いません。太ももまであるタイプは滑り止めのシリコンがついているタイプが多いのですが、このシリコンにまけてしまうかたがいらしゃいます。ガーターベルトでとめる方法もあるのですが、男性のかたには抵抗があるかも知れません。
参考文献:弾性ストッキングコンダクター

こうち静脈ケアクリニック https://www.venonet.jp

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