静脈瘤の再発については、どういったものを再発と定義するかで、ずいぶんと結果が変わってきます。
一旦取り除いた血管や閉塞した血管に逆流が生じて再び静脈瘤の原因になることはありませんが、新しく血管ができて静脈瘤の再発につながることはありえます。
 
ストリッピング手術やレーザー治療では悪くなっている血管を取り除くあるいは閉塞します。ストリッピング手術の場合は、一度血管を取り除いてしまえば、これが原因で再発することは理論上はないわけですが、側副血行路といって最初は小さかった血管が多いくなり再発してくることがあります。一般的にこういった新しい血管は表面にあることが多いので、治療を受けた患者様は治療して返って悪くなったと感じる場合もあるようです。この側副血行路ができる理由としては手術により組織がダメージを受けると血管新生が起こりやすくなるからではないかといわれています。
 
 これに対して全く切らないレーザー治療は、異常のある血管だけを治療して正常な血管は残しています。そのため、血管再生がおきにくく再発が少ないのではないかと欧米では言われています。私の経験からもレーザーのほうが少ないように思いますが、手術になる方との重症度も違いますので、もうしばらく経過を見てみないとわからないことだと思います。
 一方正常の血管を残すため、将来逆流が生じ静脈瘤の新たな原因となる危険性があります。現在異常がないものに対してまで治療を行うべきかどうかは疑問のあるところで、手術であれば何度もできないのでできる限り徹底的に行うべきでしょうが、レーザー治療の場合は、もし将来新たに異常が生じても(その頻度はかなり低いものと考えられますが)再度治療が可能なので、異常のないものに対してまで予防的な処置を行うべきでないと考えています。
日帰りレーザー治療
ベノネット血管クリニック http://www.venonet.jp
べノネット 足の静脈瘤相談室
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