下肢静脈瘤のレーザー治療やラジオ波治療は、北米では従来の静脈抜去手術(ストリッピング手術)に代わり広く行われています。
その理由のひとつとして、従来の抜去手術は短期的には良好でも長期的に再発率が高いことが挙げられます。
その理由はいろいろと検討されていますが、鼠径部に切開を加えて血管を切除することにより血管が再生しやすくなることも原因のひとつと言われています。
私も最近ストリッピング手術後15年ほどたった症例で、鼠径部から大腿部にかけて蛇行する再発例を経験しました。
治療法としては、100年以上前からある方法ですので、治療成績についてはかなり詳細に分かってきています。
正常の血管も含めて切除すべきかどうかは、結論は出ていません。
より再発の少ない治療法を求めてレーザー治療などが開発されてきています。
抜去手術とレーザー治療のどちらが長期的に再発率が低いのかは明らかでは現時点では今後長期的な比較検討が待たれます。
ベノネット血管クリニック http://www.venonet.jp

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